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シリーズ資金調達②「増加運転資金」

こんばんは。

どこまで続くか分かりませんが、第2回です。
今回は「増加運転資金」。

例えば、平均月商:100、売掛金:150、在庫:100、買掛金:120のとき、売掛債権回転期間は1.5ヶ月、在庫回転期間:1ヶ月、買入債務回転期間は1.2か月となり、必要運転資金額は月商の1.3ヶ月分、130と分かります。

企業は常に販売先より代金回収を行い、仕入先に支払いをします。このとき、支払条件、回収条件に特に変更がなければ、各回転期間は変わらず推移します。

回転期間が変わらない(=仕入れ、回収の条件が変わらない)場合、月商が100→200に2倍になれば、必要運転資金は130→260に2倍になります。このように、売上が増えたことにより新たに発生した+130の運転資金が増加運転資金ですね。急成長中のベンチャー企業等でこの増加運転資金のやりくりが間に合わず黒字倒産するケースがありますが、これは企業の成長ペースに金融機関の評価など信用面が付いていかない場合によく起こります。

売上が増加した場合だけでなく、取引先から回収条件を引き伸ばされた場合にも増加運転資金は発生します。最初の例で、売掛債権回転期間が1か月→2か月に延長されれば、売掛金も150→300に増えるので、在庫:100、買掛金:120は不変でも、+150の増加運転資金が発生します。しかし、回収条件の延長が販売先が支払えないなど信用力の低下による原因の場合、金融機関は増加運転資金を融資しても回収できないと判断する場合があります。

また、仕入先から支払条件短期化を要求される場合も増加運転資金は発生します。最初の例で、支払条件の期間を半分に縮められた場合、売掛金:150、在庫:100、買掛金:60となり、増加運転資金+60が発生します。しかしこの場合、販売先から見て信用面に不安と判断されて早期に支払うよう条件変更されているケースが考えられ、金融機関は増加運転資金を融資しても回収できないと判断する場合があります。


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